境内のご案内

揖夜神社 境内のご案内

古代から受け継がれた歴史と神話が息づき、
神聖な雰囲気に包まれた特別な場所です。

【 随神門 】

神社正面の石の鳥居をくぐると大きな注連縄のある随神門が見えてきます。その先に広い境内があり、参道を進むと左手に拝殿・本殿が見えてきます。随神門の正面に本殿が鎮座していない神社は、珍しいようです。

【 拝殿 】

Information
桁行五間半、梁間三間の切妻造、銅板葺きで四半敷、四方吹抜けの立礼式となっています。

正面の大きな注連縄が特徴です。
※四半敷:石や瓦を縁(ふち)に対して45度になるように斜めに敷きつめること

現在の拝殿は、昭和9年の遷宮の時の建立で、本殿と離れているのが特徴です。拝殿は、宮司の親戚筋の川島徳次郎氏が制作に携わり、向拝には見事な彫刻が施されています。

【本殿】

Information
本殿は、桁行14尺、梁間13尺の大社造、檜皮葺で、現在の本殿は昭和9年の軸立(新築)です。

建立年は古くにさかのぼりますが、天正11年(1583年)に毛利元秋が再建した記録があります。現在の御祭神は、『伊弉冉命』『大巳貴命』『少彦名命』『事代主命』です。本殿内部は、神魂神社と同じ仕切りになり、御内殿は向かって左手の奥に右を正面として鎮座され壁と天井には江戸時代に描かれたと思われる絵画が描かれています。

【境内社】

韓国伊太氐からくにいたて神社

本殿に向かって左側に鎮座されています。御祭神は『須佐之男命』『五十猛命』で式内社として登録されていますが由緒不詳です。社殿がある神社は、珍しいようです。

韓国伊太氐神社についての深読み⇒

三穂津姫みほつひめ神社

本殿に向かって右側に鎮座されています。御祭神は『三穂津姫命』で創立年代由緒は不詳です。

恵比須神社(北側)

事代主命をお祀りし、揖屋村字五反田地区にあったものを明治43年8月に境内に移転された神社です。

恵比須神社(南側)

事代主命をお祀りし、揖屋村字町並みにあったものを明治42年8月に境内に移転された神社です。

天満宮

菅原道真をお祭りしています。
この社は、菅原天満宮より勧請され小学校に建立されていたものを、戦後揖夜神社境内に移設されたものです。学問の神様としてご利益があります。

【荒神社と藁蛇(チーナマイト)】

御神木は永年神社と共に氏子の皆様をお守りしてこられた椎の木です。(推定樹齢約600年)

境内の薄暗い木立の中に樹木に藁蛇を巻きつけ、御幣などが立ててあるのが「荒神さん」です。出雲東部から西伯郡にかけて多く見られるようです。祭神は須佐之男命で「あら神さん」といわれ、藁蛇を地元では「チーナマイト」と呼んでいます。毎年10月28日にお祭りを行い新しい藁蛇に交換します。向かって左側が東市場地区、右側が中市場・西市場・新中地区氏子(住民)がお守りしています。

【稲荷神社】

仮殿(神楽殿)右側、朱色の鳥居を上がると稲荷神社があります。参道には多くの鳥居がありましたが、長年の風雨で傷んだため全て撤去し、崇敬者の方々の寄進により新しい鳥居を2基建立し令和4年12月4日祭典が斎行されました。 稲荷神社は五穀豊穣・商売繁盛・家内安全等ご利益のある神社です。是非お参りいただき「お稲荷さん」のご神徳をお受け下さい。